
ダイニングセットを選んでいると、チェアを4脚並べるか、片側をベンチにするかで迷うことがあります。
ベンチを組み合わせたダイニングは、見た目がすっきりしていて素敵ですよね。背もたれのないベンチなら視線を遮りにくく、リビングからダイニングを眺めたときも開放的に感じられます。
ただ、見た目が気に入って購入したものの、「真ん中に座ると立ちにくい」「背もたれが欲しくなった」という声もあります。食事の時間が短い家庭と、食後もテーブルでゆっくり過ごす家庭では、使いやすい椅子も違ってくるでしょう。
そこで今回は、ダイニングベンチのメリットとデメリットを、一般的なダイニングチェアと比較しながらご紹介します。サイズの選び方や、ベンチとチェアを組み合わせるときのポイントもお伝えしますので、ダイニングセット選びの参考にしてください。
ダイニングベンチのメリットは?暮らしの中で感じる4つの良さ
ダイニングベンチには、チェアとは違った魅力があります。特に、部屋をすっきり見せたい人や、家族で並んで座りたい人には使いやすい家具です。
椅子を何脚も並べるより、見た目がすっきりする
ダイニングチェアを4脚置くと、それぞれの背もたれや脚が目に入ります。デザインによっては、それがインテリアのアクセントになりますが、部屋の広さによっては少し窮屈に感じることもあるでしょう。
その点、ベンチは横長のシンプルな形をしたものが多く、特に背もたれのないタイプなら、ダイニング全体をすっきり見せやすくなります。
例えば、リビングとダイニングがひと続きになった間取り。リビング側に背もたれのないベンチを置くと、視線が抜けて、テーブルまわりが軽やかな印象になります。
実際の床面積が広くなるわけではありませんが、家具の見え方が変わるだけでも、部屋の雰囲気はずいぶん違ってきます。
背もたれのないベンチなら、テーブル下に収めやすい
ダイニングを使っていないとき、椅子が通路にはみ出して気になることはありませんか?
背もたれのないベンチには、テーブルの下にすっきり収められるものがあります。食事以外の時間は通路を広く使えるため、ダイニングとキッチンの間にあまり余裕がない間取りでも便利です。
ただし、すべてのベンチがテーブル下に収まるわけではありません。テーブルの脚の位置や幕板の高さ、ベンチの幅によって変わるので、購入前に寸法を確かめておきましょう。
子どもと並んで座りやすい
小さなお子さんがいる家庭では、親子で並んで座れることもベンチの魅力です。
食事を手伝ったり、宿題を見たりするとき、隣に座って同じテーブルを使えるのは便利ですね。座面がつながっているので、座る位置を少しずらして使うこともできます。
ただし、小さなお子さんが使う場合は安全面への配慮が必要です。背もたれのないベンチは後ろに体を預けられず、座面の端から落ちるおそれもあります。
お子さんの年齢や座り方によっては、背もたれ付きのチェアや、年齢に合った子ども用チェアの方が安心して使えるでしょう。
座る人数や使い方に柔軟性がある
ベンチにはチェアのような座席の区切りがないため、座る人の体格や人数に合わせて位置を調整できます。
例えば、普段は大人2人で使い、ときには子どもと並んで座るといった使い方です。
ただし、ベンチの幅が広ければ何人でも座れるわけではありません。座面の有効幅や耐荷重、メーカーが想定している使用人数を守ることが前提です。

ダイニングベンチのデメリット|購入後に気になりやすいこと
ベンチには便利なところがある一方で、チェアの方が使いやすい場面もあります。
毎日使う家具だからこそ、購入前に少し気になる点まで考えておきたいものです。
背もたれがないと、長時間座るのは疲れることも
食事をするだけなら、背もたれのないベンチでも特に不便を感じないかもしれません。
ところが、食後にコーヒーを飲んだり、家族と話したり、ノートパソコンで作業したりする時間が長い場合はどうでしょう。
背もたれがないと、上半身を自分で支え続けることになります。姿勢を変えたり、少し背中を預けたりしたくなったときに、チェアとの差を感じる人もいるでしょう。
ダイニングで過ごす時間が長い家庭なら、背もたれ付きのベンチやチェアも比較してみてください。
真ん中に座ると、立ち座りがしにくい
ベンチに複数人で座っているとき、中央の人が立とうとすると、隣の人に少し体をずらしてもらう必要があります。
特にベンチを壁際に置いている場合は、横から出入りできず、立ち上がるたびに気を使うこともあるでしょう。
チェアなら一人ずつ動かせますが、ベンチは座面がつながっているため、同じようにはいきません。
家族の食事時間がばらばらで、座ったり立ったりすることが多い家庭では、意外と気になるポイントです。

一人ひとりが座る位置を調整しにくい
チェアなら、テーブルに少し近づけたり、斜めに向きを変えたりできます。
ベンチでも前後に動かすことはできますが、複数人で座っていると、一人だけ位置を変えることは難しくなります。
また、テーブルの脚が邪魔になると、座りたい位置に足を置きにくい場合もあります。
体格の違う家族が使う場合や、ダイニングで長時間作業をする人がいる場合は、個別に位置を調整できるチェアの方が合っているかもしれません。
掃除や移動が面倒に感じる場合もある
ベンチはチェアより大きく、商品によっては重量もあります。
掃除のたびに動かす必要がある場合、軽いチェアを1脚ずつ移動する方が楽だと感じる人もいるでしょう。
特に背もたれ付きの大型ベンチは、購入前に重さも確認しておきたいところです。
ダイニングベンチとチェア、どちらが使いやすい?
ここまでのメリットとデメリットを整理すると、ベンチとチェアにはそれぞれ得意な使い方があることがわかります。
| 比較するポイント | ダイニングベンチ | ダイニングチェア |
|---|---|---|
| 見た目 | 横長でまとまりやすい | デザインのアクセントになる |
| 立ち座り | 座る位置によっては不便 | 一人ずつ動かしやすい |
| 長時間の使用 | 背もたれの有無が影響 | 背もたれ付きなら姿勢を変えやすい |
| 親子での使用 | 隣に座りやすい | 個別に位置を調整しやすい |
| 掃除 | 大きさや重さによる | 1脚ずつ移動できる |
| レイアウト | テーブル脚との相性が大切 | 比較的自由に配置しやすい |
例えば、朝食と夕食が中心で、食後はリビングで過ごす家庭なら、背もたれのないベンチでも十分かもしれません。
一方、ダイニングテーブルで仕事をしたり、食後も家族でゆっくり過ごしたりするなら、背もたれのあるチェアの方が快適に感じられる場合があります。
迷ったときは、テーブルの片側にチェアを2脚、反対側にベンチを1台置く組み合わせもおすすめです。
見た目をすっきりさせながら、座り心地を重視したい人はチェアを使う、といった使い分けができます。

背もたれなしと背もたれ付き、ベンチにも違いがある
ダイニングベンチを選ぶときは、背もたれの有無も考えておきたいところです。
背もたれなしは、開放感を大切にしたい部屋に
背もたれのないベンチは、見た目が軽やかで、テーブルの下に収めやすい商品もあります。
リビング側に置いても視線を遮りにくく、ダイニングを広く見せたいときに取り入れやすいタイプです。
ただし、長く座る場合は背中を支えるものがないため、座り心地を確かめてから選ぶとよいでしょう。
背もたれ付きは、ゆっくり座りたい人に
背もたれ付きのベンチなら、背中を預けながら座れます。
食後もダイニングで過ごすことが多い家庭や、ベンチでも座り心地を重視したい人には、こちらが候補になるでしょう。
ただし、背もたれがある分、見た目のボリュームが増え、テーブル下に収めることも難しくなります。
ベンチを選ぶときは、部屋をすっきり見せたいのか、それとも座り心地を優先したいのか、まずそこから考えると選びやすくなります。
ダイニングベンチで後悔しないための選び方
デザインが気に入ったベンチでも、テーブルとのサイズが合わなければ使いにくくなります。
購入前には、次のポイントを確かめておきましょう。
テーブルの脚と脚の間に収まるか
ベンチをテーブルの下に収納したい場合、テーブルの幅だけで判断するのは避けたいところです。
例えば、幅150cmのテーブルでも、脚が内側に付いていれば、脚と脚の間はそれより狭くなります。
また、ベンチの脚が外側に広がっているデザインでは、座面幅より全体の幅が大きくなることもあります。
確認したいのは、テーブルの脚間寸法とベンチの外寸です。収納するつもりなら、テーブル下の高さや幕板との干渉も忘れずに確認してください。
テーブルとベンチの高さのバランス
ダイニングでは、テーブルの高さと座面の高さの差を「差尺(さじゃく)」と呼びます。
一般的には27〜30cm程度が一つの目安とされていますが、体格や座面の沈み込みによって、座りやすい高さは変わります。
例えば、テーブル高72cmに座面高43cmのベンチなら、差尺は29cmです。
数字だけなら標準的な組み合わせに見えても、クッションが大きく沈むベンチでは、座ったときの高さが変わります。
できれば実際に座って、肘や肩に無理がないか確かめてみてください。
座る人数に合った幅を選ぶ
2人で使うベンチなら、幅110〜120cm程度の商品も候補になります。
ただし、ゆったり座りたい場合や大柄な人が使う場合は、もう少し幅に余裕が欲しくなるかもしれません。
ベンチの幅だけでなく、座面の形状や脚の位置によっても座りやすさは変わります。商品に記載されている使用人数や耐荷重を確認したうえで選びましょう。
座面の硬さや張り地も大切
木製の板座ベンチは、すっきりしたデザインでお手入れもしやすい一方、長時間座ると硬さが気になる人もいるでしょう。
クッション付きのベンチなら、座ったときの当たりが柔らかくなります。ただし、張り地によって汚れの落としやすさが違い、クッションの硬さも商品ごとに異なります。
小さなお子さんがいる家庭では、食べこぼしの掃除がしやすいかどうかも考えておくとよいですね。
ベンチの後ろに通路があるか
ベンチを置く位置によっては、座るときに後ろへ引くスペースが必要です。
特に背もたれ付きのベンチは、椅子のように簡単に向きを変えられないこともあります。
購入前には、テーブルとベンチの寸法を床に再現してみると、出入りのしやすさを想像しやすくなります。

東京インテリアで選ぶ、ベンチ付きダイニングセット
ここまでベンチの選び方をご紹介してきましたが、実際の商品を比べると、それぞれの特徴がわかりやすくなります。
東京インテリアでは、背もたれのないコンパクトなベンチから、ゆったり座れる背もたれ付きタイプまで、さまざまなダイニングセットを取り扱っています。
コンパクトに使いたいなら「CALM4」

「CALM4」は、伸長式のダイニングテーブルに、回転チェア2脚と背もたれのないベンチを組み合わせた4点セットです。
テーブルは幅90cmから120cmに伸ばせるタイプ。普段はコンパクトに使い、食事の人数や用途に合わせて広げられます。
ベンチの幅は68cmとコンパクトで、テーブル下に収められる構成になっています。
ダイニングにあまり広いスペースを取れない家庭や、食事をしない時間はテーブルまわりをすっきりさせたい人に向いているでしょう。
また、回転チェアが付いているため、チェア側は椅子を大きく引かずに向きを変えて立ち座りできるのも便利なところです。
ただし、ベンチの幅は68cmなので、大人2人がゆったり並んで座るような使い方を想定した商品ではありません。
省スペースで使えることを優先したい人に、まず検討してほしいセットです。
商品名: ダイニング4点セット CALM4
構成: 伸長テーブル+回転チェア2脚+ベンチ
テーブル幅: 90〜120cm
ベンチ幅: 68cm
背もたれ付きでゆったり座りたいなら「NICOLA」

「NICOLA」は、セラミック天板の伸長式テーブルに、回転チェア2脚と背もたれ付きベンチを組み合わせたダイニング4点セットです。
テーブルは幅160cmから200cm、さらに240cmまで伸長できる仕様です。普段は家族で使い、来客時にはテーブルを広げたい家庭にも向いています。
ベンチには背もたれが付いているため、食後もゆっくり座って過ごしたい人にとって魅力的な組み合わせです。
一方、背もたれ付きベンチは存在感があるため、コンパクトなダイニングでは圧迫感が出る場合もあります。
NICOLAは、省スペースを最優先するというより、食卓で過ごす時間や座り心地を大切にしたい人に検討してほしいセットです。
商品名: 伸長ダイニング4点セット NICOLA
構成: セラミック伸長テーブル+回転チェア2脚+背もたれ付きベンチ
テーブル幅: 160〜240cm
木の風合いを楽しみたいなら「Thor+Bragi」

木の素材感を生かしたダイニングを探しているなら、「Thor+Bragi」の組み合わせも候補になります。
幅180cmのテーブルに、セミアームチェアと幅150cmの背もたれ付きベンチを組み合わせた4点セットです。
ベンチにも背もたれがあり、チェアとベンチの両方で、くつろぎやすさを考えたダイニングをつくれます。
ただし、テーブル幅180cmのセットなので、設置にはある程度の広さが必要です。
食卓を家族が集まる場所として使いたい人や、木の温かみを感じられるダイニングをつくりたい人に検討してほしい組み合わせです。
商品名: ダイニング4点セット Thor+Bragi
構成: 幅180cmテーブル+セミアームチェア2脚+背もたれ付きベンチ
ベンチ幅: 150cm
ダイニングベンチについて、よくある質問
- ダイニングベンチは毎日使うと疲れますか?
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座る時間やベンチの形状によって変わります。短時間の食事なら気にならなくても、長時間座る場合は背もたれの有無やクッション性が影響します。できれば店頭で実際に座って確かめるとよいでしょう。
- 子どもがいる家庭には、ベンチとチェアのどちらがいい?
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親子で並んで座れるのはベンチの魅力ですが、小さなお子さんの場合は転落などに注意が必要です。年齢や体格に合った椅子を選び、必要に応じて子ども用チェアも検討してください。
- ダイニングベンチはテーブルの下に収納できますか?
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背もたれのないベンチには、テーブル下に収納できる商品があります。ただし、テーブルの脚間寸法や幕板の高さ、ベンチの外寸によって異なります。セット商品でも、収納できる仕様か確認しておきましょう。
- ベンチとチェアを組み合わせてもおかしくありませんか?
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まったく問題ありません。片側にベンチ、反対側にチェアを置く組み合わせは、見た目と使いやすさを両立しやすい配置です。色や素材をそろえると、統一感のあるダイニングになります。
まとめ|ベンチかチェアかは、家族の過ごし方で決めよう
ダイニングベンチは、見た目をすっきりさせたい人や、家族で並んで座りたい人にとって魅力のある家具です。
ただし、背もたれのないタイプは長時間座ると疲れることがあり、複数人で使う場合は立ち座りがしにくい場面もあります。
食事をする時間が中心なら背もたれのないベンチ、食後もゆっくり過ごすなら背もたれ付きベンチやチェア、といった選び方もよいでしょう。
どちらにするか迷ったら、片側にチェア、反対側にベンチを組み合わせる方法もあります。
大切なのは、見た目だけでなく、毎日誰がどのように座るのかを考えることです。
東京インテリアでは、さまざまなデザインやサイズのダイニングセットを取り扱っています。部屋の広さや家族の暮らし方に合ったものを、ぜひ探してみてください。
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ベンチ付きセットやダイニングチェアなど、サイズやデザインを比較しながら選びたい方は、東京インテリア公式オンラインショップをご利用ください。
座り心地は、ぜひ店頭で確かめてください
ベンチの座り心地や立ち座りのしやすさは、写真や寸法だけではわかりにくいものです。
東京インテリアの店舗では、展示されているダイニングセットに実際に座り、テーブルとの高さや使い心地を確かめられます。
※店舗によって展示商品が異なります。ご来店前に各店舗へお問い合わせください。
