
「2人掛けソファなら、このくらいの大きさだろう」
そう思って探し始めると、意外と迷います。
同じ「2人掛け」と書かれていても、横幅は商品によってかなり違います。コンパクトにまとめたタイプもあれば、2人でゆったり座れるように幅を取ったタイプもあります。
しかも、ソファ選びで気になるのは横幅だけではありません。奥行が10cm違えば、置いたときの印象も変わります。アームが太ければ、本体は大きいのに座るところは思ったほど広くない、ということもあります。
そこで今回は、2人掛けソファを選ぶときに「幅」をどう見ればいいのか、部屋に置いたときのことまで考えながら見ていきます。
2人掛けなら、どれも同じくらいの大きさ?
ソファを探していると、「1人掛け」「2人掛け」「3人掛け」という表示をよく見かけます。
ここで少し注意したいのが、2人掛けだからといって横幅が決まっているわけではないということです。
2人掛けでも、すっきりしたアームのソファと、厚みのあるアームを使ったソファでは全体のサイズが違います。座面を広く取ったものもあれば、限られたスペースに置きやすいようコンパクトにまとめたものもあります。
ですから、ソファを選ぶときは「2人掛けだから置けそう」ではなく、商品ページに書かれている実際の幅と奥行まで見ておきたいところです。
特に今使っているソファから買い替える場合は要注意。同じ2人掛けに買い替えたのに、「前よりずいぶん大きく感じる」ということもあります。
2人掛けと3人掛けで迷っている方はこちら
→「2人掛けと3人掛けソファの違いは?人数・部屋の広さで失敗しない選び方」
「何人掛け」だけではなく、幅・奥行の実寸まで確認しておくと、置いたあとの失敗を減らせます。

横幅だけ見ていると、意外な落とし穴があります
たとえば、幅165cmのソファがあったとします。
「165cmなら置ける」と思ったら、次に見たいのが座面です。
ソファ全体の幅には左右のアームも含まれています。アームに厚みがあるデザインなら、そのぶん実際に座れる部分は狭くなります。
反対に、細いアームやアームレスのソファなら、本体サイズを抑えながら座面を広く取ることもできます。
ここは数字だけでは少しわかりにくいところです。
同じくらいの横幅でも、実際に2人で座ってみると「こちらのほうがゆったりしている」と感じることがあります。商品写真を見るときも、ソファ全体だけでなく、アームと座面のバランスまで見てみてください。

「6畳ならこのサイズ」と決めなくても大丈夫
ソファのサイズを調べていると、「6畳なら○cm」「8畳なら○cm」といった目安を見かけることがあります。
もちろん参考にはなりますが、それだけで決めてしまうのはやめましょう。
同じ6畳でも、ソファだけを置く部屋と、テレビボードやテーブル、収納家具まで置く部屋では使えるスペースが違います。ドアや窓の位置でもレイアウトは変わります。
そこで、畳数と一緒に見てほしいのがソファを置いたあとに、どれだけ余白が残るかです。
リビングの入口からソファの横を通ってベランダへ行くなら、その場所は毎日使う通路になります。そこへギリギリまで大きなソファを置いてしまうと、通るたびに少し窮屈です。
家具は「置ける」と「使いやすい」が同じとは限りません。
数値上は入っていても、ソファの角を避けながら歩くようなレイアウトなら、ひと回り小さいサイズを選んだほうが暮らしやすいこともあります。
10畳前後のリビングで具体的なサイズを知りたい方はこちら
→「10畳リビングに置くソファのサイズは?圧迫感を抑える選び方と配置」

2人掛けソファ「パピヨン」なら幅165cm
実際の商品でサイズ感を見てみましょう。
東京インテリアの「2人掛ソファ パピヨン」は、幅165×奥行89×高さ84cm。座面高は41cmです。
幅165cmと聞いても、数字だけでは大きいのか小さいのか、なかなか想像しにくいと思います。
そんなときは、自宅の設置予定場所で165cmを実際に測ってみるのがいちばんわかりやすい方法です。
ここでもうひとつ忘れたくないのが、奥行89cmという数字。
ソファは正面から見ることが多いので横幅に目が行きますが、部屋に置いてみると奥行もかなり存在感があります。前にリビングテーブルを置く予定なら、テーブルとの間隔、その先を人が通れるかまで見ておきたいところです。
パピヨンは幅のあるアームを使ったデザインです。脚高は10cmあり、床との間に空間があります。

2人掛ソファ パピヨン
サイズ:幅165×奥行89×高さ84cm
座面高:41cm
価格:59,800円(税込)
メジャーがあれば、まず測ってみましょう!
ソファをネットで選ぶとき、ぜひ一度やってみてほしいことがあります。
メジャーを持って、実際に置く場所を測ってみてください。
パピヨンなら横165cm、奥行89cmです。
できれば横幅だけ測って終わりにせず、マスキングテープなどで床に四角く印を付けてみると、さらにわかりやすくなります。
「思ったより前に出るな」
「これなら横を普通に歩けそう」
「サイドテーブルまで置くのは難しそう」
数字を眺めているだけではわからなかったことが、かなり見えてきます。
ソファは一度置くと、そう頻繁に動かす家具ではありません。購入前の数分で確認できることなので、面倒でも一度やってみる価値はあります。
・ソファの横幅
・ソファの奥行
・前に置くテーブルとの距離
・ソファ横の通り道
・ドアや収納扉が開くか
・カーテンとぶつからないか

部屋に置けても、玄関から入らないことがあります
サイズを測って「よし、置ける」となったら、最後にもうひとつ。
搬入経路も見ておきましょう。
ソファは玄関から入り、廊下やドアを通って設置する部屋まで運びます。戸建ての2階なら階段を通る場合もあります。
パピヨンの場合、搬入時にはおおよそ165×89×58cmを取り回せるスペースが必要で、必要通路幅は58cm。背もたれは脱着式です。
特に曲がり角や階段がある場合は、通路の幅だけでは判断できないこともあります。
「部屋には十分置けるのに、途中を通せなかった」とならないよう、大きめのソファを選ぶときほど搬入条件まで確認しておくと安心です。
2人掛けソファは「部屋に入る最大サイズ」で選ばない
2人掛けソファを選ぶとき、つい「ここには幅180cmまで置けるから、180cm近いソファを探そう」と考えてしまいます。
でも、ソファのまわりには人が歩く場所があり、テーブルやテレビボードがあり、ときにはサイドテーブルや観葉植物を置きたくなることもあります。
だから、ギリギリまで大きなソファを入れることが、必ずしも正解とは限りません。
反対に、ソファで映画を見たり、休日に長い時間くつろいだりするなら、多少スペースを使っても座面にゆとりがあるものを選びたいところです。
何cmのソファがいいかは、部屋の広さだけでなく「そのソファでどう過ごしたいか」でも変わります。
まずは置きたい場所を測ってみてください。
そこから「このくらいなら無理なく置けそう」という幅を決めて商品を探すと、候補もずっと絞りやすくなります。
写真や寸法だけでは決めにくい場合は、店舗で実際に座ってみるのもおすすめです。座面の広さやアームの高さ、立ち座りのしやすさなどは、実物に触れるとよくわかります。
よくある質問
2人掛けソファなら、大人2人でゆったり座れますか?
「2人掛け」と表示されていても、座面の広さは商品によって違います。特にアームが太いタイプは、本体幅に対して座面がコンパクトになることがあります。2人で長く座ることが多いなら、外寸だけでなく座面の広さも見て選んでみてください。
ソファの幅はどこを見ればいいですか?
基本になるのは、左右の端から端までの本体幅です。ただし、それだけでは実際に座れる広さまではわかりません。商品を比較するときは、アームの厚みや座面部分も一緒に見ると違いがわかりやすくなります。
部屋に置けるサイズなら購入して大丈夫ですか?
設置場所だけでなく、玄関や廊下、室内ドア、階段などを通せるかも確認してください。また、置いたあとに人が通れるか、収納やドアが問題なく開くかもチェックしておきましょう。
