
ソファを選んでいると、デザインやサイズと同じくらい迷うのが張地です。
「布のソファは雰囲気が好き。でも汚れが心配」
「合皮なら手入れは楽そうだけれど、実際の使い心地はどうなんだろう」
そんなふうに、ファブリックと合皮の間で迷う方は少なくありません。
どちらか一方が優れているわけではなく、違いが出やすいのは、肌触り、見た目、日頃のお手入れ、そして家での過ごし方です。
さらに最近は、撥水機能を持たせたファブリックや、耐久性に配慮したPUレザーなど、張地そのものにもさまざまな工夫があります。
「布だから汚れに弱い」「合皮だから丈夫」と素材名だけで決めず、実際の機能まで見ながら比べてみましょう。
ファブリックと合皮、暮らし方で比べると違いが見えてきます

ファブリックと合皮の違いを簡単に整理すると、次のようになります。
| 比較したいこと | ファブリック | 合皮 |
|---|---|---|
| 肌触り | 布らしいやわらかな感触 | なめらかな感触のものが多い |
| 見た目 | やわらかく温かみのある印象 | すっきりしたレザー調の印象 |
| 飲み物などの汚れ | 生地による。撥水タイプもある | 表面を拭き取りやすいものが多い |
| 普段のお手入れ | 掃除機などでホコリを取る | 表面を拭いて手入れしやすい |
| 傷への強さ | 織り方や生地によって異なる | 素材や表面加工によって異なる |
| 選ぶときの注意 | 撥水性やお手入れ方法も確認 | 使用環境やお手入れ方法も確認 |
大切なのは、表の○×だけで決めないことです。
たとえば同じファブリックでも、水分を拭き取りやすい撥水機能付きの生地があります。同じ合皮でも、一般的な合成皮革と耐久性を高めたタイプでは特徴が変わります。
「ファブリックか合皮か」を決めたあと、もう一段階、どんな張地なのかを見る。
ここまで確認すると、自分の暮らしに合ったソファを選びやすくなります。
ファブリックソファは、布の質感や部屋のやわらかな雰囲気を大切にしたい方に
ファブリックソファの魅力は、やはり布ならではの質感です。
木製家具やラグ、カーテンなどともなじませやすく、リビングをやわらかな印象にまとめたいときにも取り入れやすい素材です。
肌に触れたときの感触も、ソファ選びでは意外に大切です。
毎日座るものですから、写真を見たときの印象だけでなく、腕や脚が張地に触れたときに心地よいかも確認しておきたいところです。
一方、布の織り方や表面の状態によっては、ホコリや髪の毛などが付きやすかったり、飲み物をこぼしたときに染み込みやすかったりすることがあります。
その点が気になる方は、ファブリックをあきらめるのではなく、お手入れしやすい機能を持った生地を探してみる方法があります。
汚れが心配なら、撥水ファブリックという選択肢もあります

東京インテリアの「Nビリー 撥水FAB生地」は、飲み物などをこぼした際に水分が染み込みにくく、拭き取りやすい撥水機能付きのファブリックを使用しています。
2人掛けは幅167cm、3人掛けは幅197cmで、どちらも奥行90cm、高さ90cm、座面高40cm。脚高は約12cmあります。また、背もたれを外せる構造になっています。
布のソファが好きだけれど、日常のちょっとした汚れが気になる。そんな方には、こうした機能付きファブリックも候補になります。
ただし、撥水は「何をこぼしても汚れない」という意味ではありません。
飲み物などをこぼしたときは、そのまま放置せず、早めに対処することを前提に考えておきましょう。
合皮ソファは、お手入れの手軽さやレザー調の見た目を重視したい方に
ソファの表面を日常的に手入れしやすくしたい方には、合皮が候補になります。
布のような織り目がなく、表面に付いたホコリや汚れを確認しやすいのも特徴です。
また、レザー調の張地は家具全体の輪郭がはっきり見えやすく、モダンなリビングや落ち着いたインテリアにも合わせやすいでしょう。
ただし、「合皮ならすべて同じ」と考えないほうがいいでしょう。
使われている素材や表面加工は商品によって違います。設置環境やお手入れ方法についても、購入前に確認しておきたいところです。
耐久性が気になるなら、高耐久タイプのPUレザーも確認してみましょう

Nビリーにはファブリックだけでなく、「REVOレザー」と呼ばれる高耐久PUレザーを張地全面に使用したタイプもあります。
このREVOレザーは7年相当の耐久試験をクリアしており、傷が付きにくく、普段のお手入れは乾拭きで行える仕様です。
サイズは撥水ファブリックタイプと同じで、2人掛けが幅167cm、3人掛けが幅197cm。奥行90cm、高さ90cm、座面高40cmです。座面にはSバネとウレタン、背にはウェービングベルトとシリコンファイバーが使われています。
つまりNビリーの場合、基本的なサイズやクッション構造を大きく変えずに、ファブリックとPUレザーを比べることができます。
「このソファの形や座り方が好き。でも張地で迷っている」という方には、分かりやすい比較方法です。
同じNビリーなら、ファブリックと合皮の違いが分かりやすい
Nビリーの2種類を並べると、素材だけで決めないほうがいい理由がよく分かります。
| Nビリー 撥水FAB | Nビリー REVO高耐久PUレザー | |
|---|---|---|
| 張地 | 撥水機能ファブリック | 高耐久PUレザー |
| 2人掛け幅 | 167cm | 167cm |
| 3人掛け幅 | 197cm | 197cm |
| 奥行 | 90cm | 90cm |
| 高さ | 90cm | 90cm |
| 座面高 | 40cm | 40cm |
| 特徴 | 水分が染み込みにくく拭き取りやすい | 7年相当の耐久試験、乾拭きでお手入れ |
布の感触が好きなら撥水ファブリック。
レザー調の見た目や普段のお手入れ、耐久性を重視するならREVOレザー。
同じソファでも、どちらを選ぶかによって日々の付き合い方は変わってきます。
DENNIEなら、同じデザインでファブリックと合皮を比べられます

素材の違いをさらに分かりやすく比べたいときは、同じシリーズにファブリックと合皮が用意されているソファを見る方法もあります。
「DENNIE」の2人掛けには、ファブリックタイプと合皮タイプがあります。
どちらも幅160cm、奥行86cm、高さ85cm、座面高41cm。座面にはウレタンフォーム、ポケットコイル、Sバネ、ウェビングテープを使用しており、基本的なサイズと内部構造は共通しています。
大きく違うのは張地です。
ファブリックタイプは布らしいやわらかな肌触りが特徴で、合皮タイプはすっきりしたレザー調の印象になります。
こうした商品なら、「形は気に入っているけれど素材が決められない」というときに、張地の違いを中心に比較できます。
写真だけでは質感までは分かりにくいため、迷った場合は店舗で実際に触れて比べてみるのもおすすめです。

子どもがいる家庭では「汚さない」より「汚れたあと」を考える
小さなお子さまがいると、ジュースをこぼしたり、お菓子の食べかすが落ちたりすることもあります。
そんな家庭では、「絶対に汚れない素材」を探すより、汚れたときに自分たちが対処しやすいかを考えたほうが現実的です。
布の雰囲気が好きなら、撥水機能付きファブリック。
表面のお手入れを簡単にしたいなら、合皮。
どちらを選ぶ場合でも、お手入れ方法まで確認しておくと購入後の負担を減らしやすくなります。
子育て家庭でのソファ選びについては、汚れや掃除、サイズまで含めて別の記事でも詳しく紹介しています。
関連記事:子供がいる家庭のソファ選び|汚れ・耐久性・お手入れで見るポイント
ペットと暮らしているなら、毛・汚れ・爪を分けて考えましょう
犬や猫がいる家庭では、「ファブリックと合皮のどちらが丈夫か」だけでは判断しにくくなります。
抜け毛を掃除しやすくしたいのか、足の汚れを拭き取りやすくしたいのか、爪の引っ掛かりが気になるのか。
気になっていることによって、見ておきたい張地の特徴が違うからです。
合皮でも爪などによって傷が付く可能性はありますし、ファブリックでも撥水機能を持った商品があります。
ペットのいる家庭については、こちらの記事で詳しく比較しています。
関連記事:ペットと暮らす家のソファ素材は何がいい?布・合皮の選び方
最後は「毎日触ったときに好きか」も大切です
機能やお手入れのしやすさを比べていくと、つい数字や性能だけで決めたくなります。
でもソファは、毎日のように触れる家具です。
布のやわらかな感触が落ち着く人もいれば、合皮のなめらかな感触が好きな人もいます。色やツヤ、織り目の見え方も、画面で見るのと実物では印象が変わります。
可能であれば、購入前に一度、実際の張地に触れてみてください。
手のひらだけではなく、普段ソファに座ったときに腕や脚が触れることも想像してみると、自分に合う素材が分かりやすくなります。
ファブリックと合皮についてよくある質問
ファブリックと合皮では、どちらがお手入れしやすいですか?
表面の汚れを拭き取ることを重視するなら、合皮は比較的扱いやすい素材です。
ただしファブリックにも撥水機能を持たせた商品があります。「布だから手入れが大変」と決めつけず、張地の機能とお手入れ方法まで確認してください。
ファブリックソファは子どもがいる家庭には向きませんか?
ファブリックだから子育て家庭に向かないわけではありません。
飲み物などの汚れが気になる場合は、撥水機能付きのファブリックも候補になります。汚れたときにどのように対処できるかを確認して選びましょう。
合皮なら傷を気にしなくても大丈夫ですか?
合皮でも使い方によっては傷が付くことがあります。
耐久性を重視する場合は、「合皮」という素材名だけではなく、実際に使用されている張地の仕様まで確認することが大切です。
ファブリックと合皮、どちらが長持ちしますか?
素材名だけで一概に決めることはできません。
張地そのものの仕様や使用頻度、設置場所、お手入れ方法によって状態は変わります。耐久性を重視する場合は、耐久試験など具体的な情報が示されている商品を比較すると選びやすくなります。
ファブリックか合皮かより、「自分が何を優先するか」で選びましょう

ファブリックと合皮のどちらがいいのか迷ったら、毎日の生活を思い浮かべてみてください。
布らしい感触ややわらかな雰囲気を楽しみたいなら、ファブリック。
表面のお手入れのしやすさやレザー調の見た目を重視するなら、合皮。
さらに、汚れが気になるなら撥水ファブリック、耐久性が気になるなら高耐久タイプのPUレザーという選び方もできます。
素材名だけではなく、そのソファに使われている張地の機能まで見ること。
そこまで比べると、自分の暮らしに合うソファがずっと見つけやすくなります。
まだ商品を絞り切れていない方は、東京インテリア公式オンラインショップでさまざまなソファを比較してみてください。
実際の色や肌触り、座り心地まで確かめたい方は、お近くの東京インテリア店舗でもご覧いただけます。
サイズ感や座り心地を実際に確かめたい方は、お近くの東京インテリア店舗でもご覧いただけます。
